★シンガポール旅行記・1日目//Part7
第4のマーライオンを目指して
ハーバーフロントの駅からモールを通り抜け、今回のシンガポール旅行、最初の目的である、
第4のマーライオンこと、
マウントフェーバーの丘のマーライオンを目指す。
タビトモによれば、【ハーバーフロント駅から、徒歩5分】とある。
気温は、グイグイ上がっているが、5分くらいなら大丈夫だろうと、地図片手に歩き出した。
が、数分もしないうちに、様子がおかしいことに感づき始め、辺りを冷静に見渡す。
【それっぽい案内】も、【それっぽい道】も、【それっぽい観光客】もまったく見当たらない。
もう一度、手元のタビトモを読み返す・・・。
”ケーブルカーの駅、マウントフェーバーから、徒歩5分の小高い丘に鎮座する。
ハーバーフロント駅から、徒歩5分、ケーブルカーで約10分。”
・・・・・・さて、マーライオンまでかかる時間は、何分?
小学生の算数のドリルのように自問してみるものも、
暑さと不慣れな土地で、まったくもって、答え出ず。さて・・・・・・、
次回の旅行にしようか?
いきなり一箇所目の観光地を、まだ決まってもいない、
次回シンガポール旅行へと、持ち越すことを即決。
暑い国においては、屋外での行動となると、あきらめが早い。
帰国後、きちんと調べなおした。マーライオン制覇を目指される方々。以下、お見通しを。
MRTハーバーフロント駅 → ハーバー・フロント・タワー2(ショッピングモール・徒歩5分) →
ハーバーフロントケーブルカー駅(15階) →ザ ジュエル ボックス駅 → 徒歩5分
大人往復: $26 片道: $24 子供往復:$15 片道: $14 運行時間: 8:30~22:00 毎日
セントーサ島への入島税含んだ金額とはいえ、なかなかお安いとは言いがたいお値段。
ちなみに、どの駅から乗り降りしても、同一金額。
魅惑的。
飛び込みたい気持ちでいっぱいだが、
そんなお年頃ではないので、グッと我慢。
需要<<<供給。
乗ったこともいないのに、
無人のケーブルカーばかりだな、と思わせる。無数のボックス行きかう。
今じゃない。
渋いおじさん達が集う、ホーカーズ。試して見たい気持ちもあるが、胃袋が断固、拒否。
常温。
シンガポールでは、卵は生で食べるなよ、と自分に警告。
セントーサ・エキスプレスにて、セントーサ島へ
気を取り直し、セントーサ島にある、ユニバーサルスタジオ・シンガポール、USSへ。
セントーサエクスプレスで、入島税込み、3ドル。これで島内はバスを含め、乗り放題。
この料金を見ると、ケーブルカーは移動手段ではなく、アトラクションと考えるべきらしい。
チケットの自動販売機が故障したのか、お姉さんが一枚、一枚、販売。かなりの行列。
それでも、一人、一人に「どうぞ。」と、笑顔。シンガポリアンは本当に感じの良い人が多い。
感心しながらホームに進むと、そこは溢れんばかりの人でごった返し、予想外の大人気。
一台目の電車が来るものの、到底乗り切る人数ではない。かと言って、整理する係りもおらず。
どうなることやら、と思っていると、きちんと個々が判断し、
あぁ、ここまでだね。うんうん、その家族で終わりだね。
まぁまぁ、次のを待とうよ。えぇえぇ、すぐ来るよ。
と、誰が言うでもなく、その場の雰囲気が上手い具合にまとまった。
おおらかな国民性なのか、時間に余裕がある観光客が集まったのか、見事なチームプレー。
がんばり。
お姉さんのがんばりにより、列はどんどん短くなった。帰りは機械が復活したようで、不在。ただ、きちんとしたブースがあるほどなので、故障は日常茶飯事?
ハイテク。
紙のチケットだが、自動改札にかざせば、きちんと通れる、地球にも優しい素材のエコなチケット。
人・人・人。
いつになったら乗れるやら、と思いきや、すんなりと2台目に無事乗車。
セントーサの車窓から。
コンテナだれけの港。国の面積が、東京23区ほどしかないのでは、様々なものを輸入に頼るしかないのだろうな、としみじみ。
ユニバーサルスタジオ・シンガポール
ユニバーサルスタジオ・シンガポールがある、ウォーターフロント駅で下車。
私たち以外にも、かなりの数の人が下車したが、そこはあえて気にしないことにする。
USSに行くまでにも、さまざまな施設があり、時間があればゆっくり見たいものの、
今回の弾丸旅行では、油を売っているヒマはない。先を急ぐ。
見覚えのある、白い霧に覆われたあの球体周辺には、人がわんさか。
あまりよろしくない景色。
事前調査では、
”平日は、どのアトラクションも並ばずに、サクサクと乗れる。”
”敷地が狭く、来園者数も少ないので、全部のアトラクションに乗ったとしても、一日で充分。”
しかし、目の前には、「そんな、たわごとを・・・。」、としか言いようのない光景。
チケットを購入する前に、園内の様子を柵越しにうかがう。
どう目を凝らしても、見えるのは、人の波ばかり。これで、【空いている】状態なのだろか?
銀色のパイプにカメラを構えながら、自問している間にも、園内にはどんどん人が流れ込む。
2泊3日の短い旅程。ここでの時間は4時間と決めていただけに、この混雑ぶりは予定外。
次回にしようか?(本日、すでに2回目。)
ということで、(かなり)メイン観光だったはずの、ユニバーサルスタジオ・シンガポールも、
(まったく予定のない)次回の旅行へと、持ち越されることとなった。
第5のマーライオン。
こいつだけは素通りできず、何回もシャッターを切ってしまった・・・。
フラフラ。
特に目的を持たず、ひやかし程度に歩いている人々が目立つ。
アイツ。
青いあの丸が見えると、イヤでも気持ちが高揚する。
見てるだけ。
USSを柵越しにボンヤリ眺めているのは、私たちだけではなかった。