★シンガポール旅行記・1日目//Part4
シンガポール・チャンギ空港、散策
税関は、ただ通り抜けるだけの場所、と化しており、
『この体制で、何かを防ごうとしているのか・・・?
悪人は夜型人間なのだろうか・・・。』
と、こちらが余計な心配をすることになる。
何の悪さも企んでない善良な市民にとっては、
無駄な時間が取られないのは、よろしい。
まずチャンギ空港に着いたら、真っ先にしようと思っていたことがある。それは・・・、
シンガポールからバンコクまでと、バンコクから成田までの、Ariさんの座席の確認。
コンチネンタルから送られてきた予約表には、
Tsumの座席は、しっかり記載されているものの、 Ariさんの席表示は、空欄。
『チェックイン時に、パタパタと慌てるのも、いかがなものか・・・』と、考え、
有名なチャンギ空港内散策を兼ねて、座席の確認のためのタイ航空のカウンター探し。
着いたばかりだというのに、早速、一階上の出発ロビーへ。
出発便の掲示板は、なかなか懐かしい【パタパタ】タイプ。
大した思い入れもないが、ただ、ただそのボードを見つめ続けた数分後、
我に返り、地図をちらりと見ると、先にコンチネンタル航空の文字が目に入ったので、
まず、コンチネンタルのカウンターがあるターミナル3を目指す。
PRIORITY。
プライオリティー。
なんて、ステキな響きなのか。
閑散。
あえて到着ロビーにある、遊具広場。飛行機の長旅をものともせず、元気に遊びまわるツワモノキッズの姿は、見られるのであろうか?
税関を抜けると・・・。
そこには、TOAST BOX。目的の一つ、カヤトーストを食す、をいきなり達成できなくもないが、満腹の極致をいく二人には、メニューの写真さえも軽く拷問。
ざっくり。
主要ターミナルは3つ。バジェットターミナルは、表記がカラフルになっており、離れになっている寂しさを、紛らわしている。
ターミナル間の移動は、快適なシャトルで。シャトル乗り場の案内も明快。
かなり短い間隔で来るらしく、見送ったと思ったら、もう次の電車がいるよ、という状態。
(今のところ)なんでもスピーディーな、シンガポール社会。
早朝でも空港利用者は非常に多く、すでにかなりの数の飲食店が開いており、
そして、きちんとお客さんが入っている。需要と供給がきちんとマッチする、理想的な世界。
バーガーキング。
朝早くとも、夜遅くとも、食べる人は、食べる、ハンバーガー。
見つめる先。
後部に階段があるよ、というサインと思われるが、あまりにイラストが簡素で、いまいち伝わらず。
閑散。
ターミナル間を移動する人は、この時間では、あまりいないらしく、貸切状態。
プチ独占。
貸切、と思いきや、まさかの駆け込み乗車。駆け込まなくとも、すぐに次は来るので、ご安心を。
ターミナル巡り
ターミナル3では、なんとも芸術的なオブジェが迎え出てくれた。
絶対必要ないと分かっていても、思わずシャッターを2回切ってしまう、その迫力。
気がつけば、Ariさんもまるで何かに取り憑かれたかのように、
色々な角度から、その姿をカメラに収めている。
断言しよう、その写真、見返すこと二度とはない---、と。
なんだか分からないけど、【取りあえず】で撮ってしまう、その欲求。
デジタルカメラ(と、容量の大きいSDカード)とは、恐ろしいものだ。
さて、現実に戻り、館内地図を見ると、
コンチネンタル航空のカウンターは、見事に一番遠いところに設けられていた。
ひかり輝くツルツルした床が、果てしなくどこまでも続くこのフロアの一番端っこ・・・。
二人とも、無言で地図を見直し、当たり前のようにタイ航空の文字を探す。
ご出勤。
きらびやかな衣装に身を包み、シンガポール航空の客室乗務員の方々が、風を切って闊歩。
なぜか脳裏で
【コパカバーナ】が流れる。
小屋 。
ターミナル3、もう一つの名物、ザ・小屋。詳細不明。時期によって変わる可能性・大。
いっぱい。
ターミナル1.2.3&バジェット、どれも離陸便がたくさん。ロゴの部分は見慣れない文字が並ぶ。
どこでも。
あえて、うつぶせ寝。荷物をお持ちでないので、空港関係者かと思いきや、突然ムクッと起き上がり、連れの方々と合流。いったい、どういう、待ち合わせ方法なのだろうか・・・。
タイ航空カウンター、発見
タイ航空のカウンターを探すことにしたものの、なかなか地図上見つからない。
目を凝らして、よくよく読むと・・・。
ここに書いてなきゃ、ターミナル1だよ。
ほ、ほぉ・・・。それは、新しい案内方法だ・・・。
しかし、なんとなく納得がいかない。
スペース上の問題かもしれないが、バジェットエアラインさえ表記されるのに、
このタイ航空の扱いは、なんなのか・・・。タイがなにかしたのか・・・。
ちなみに、JALも【ここない組】のターミナル1。
気を取り直し、ターミナル1へ移動。無事にタイ航空のカウンターを見つけ、
席の件をを問い合わせると、「きちんと並びで、すでに指定されてるわよ。」とのこと---。
「・・・まぁね、まぁ、まぁ。」「・・・ね、まぁね、まぁ、ね。」という中身のない会話で、
ここまでかけた時間の無意味さを、お互いごまかす。
サクッと両替をし、それを、Travel Managerに記録。
いい加減、チャンギ空港から脱出することを決意。
両替。
空港のレートは、それほど悪くない。受付のお姉さんも親切。
Wi-Fi。
無料Wi-Fiが飛び交う空港内。素晴らしい。